野球にハマったど素人が気まぐれに更新するブログ

野球未経験ながら野球の面白さにどっぷりハマった筆者が茨城野球中心に気まぐれに更新していく野球ブログです。茨城の球場に出没。G-TIMESにて野球記事を執筆しています。

進化した剛腕。夏には茨城No. 1右腕になれる素材。

夏の県大会2回戦土浦日大戦で敗れるも、荒々しくも豪快なピッチングで、筆者に大きなインパクトを与えたつくば秀英の”長井良太”投手。今回は秋の大会の投球について書きたいと思う。

秋の茨城県大会1回戦
石岡一2-1つくば秀英(延長13回)
この日は、つくば秀英のエース長井が、近年上位に進出する県立の雄 石岡一相手にどんな投球を見せるのか気になり足を運んだ。

まず石岡一。シートノックだけを見ても、夏の新人戦で常総学院に大敗したチームとは思えない完成度の高さ。負けてから、今のままでは全く通用しないと意識が変わってきたのだろう。注目したいのはハイレベルな守備。間違いなく常総霞ヶ浦に匹敵する安定感を持っていると感じた。

試合が始まる。つくば秀英 長井の立ち上がりは、いきなり石岡一先頭打者の大野に二塁打を浴び、犠打で1死3塁。ここで石岡一のサインミスか3塁走者が飛び出してしまうのだが、つくば秀英の捕手 後藤が暴投。守備の乱れで早くも先制点を献上する。まだ長井の球は走ってないように見えた。

対する石岡一の先発 高崎は右左関係無くしっかり内角を突ける制球力抜群の右腕。狙って三振も取れるし完成度が高い投手。夏までにもう少し球速が伸びてくれば県内屈指の右腕に成長するのではと思う。

3回までは思い通りの投球ができていなかったように見えた長井だが、3回からようやくエンジンがかかったのか、140㌔を軽く超えているのではないかという直球をビシビシ投げる。

しかも夏にあった荒々しく不安定な姿はもうない。夏よりも断然制球力が上がっている!こんな短期間の間に成長するものなのかと驚いた。コントロールが乱れ、四死球を多く出してしまう。本格派投手にありがちなものだと思っていた。しかししっかりとこの秋に修正してきている。しかもこの試合で最速149㌔をマーク。試合は延長13回で石岡一に敗れたが、成長を見せた秋だった。

激闘を制した石岡一は準々決勝で、常総学院相手に敗れるも0-2と健闘した。茨城No. 1左腕として君臨する常総のエース鈴木を打ち崩すことはできなかったが、ハイレベルな守備力とエース高崎の完成度の高さは県内トップレベルだろう。迎える春、夏に優勝してもおかしくない実力を確かに持っている。石岡一 高崎つくば秀英 長井

進化を見せた秋。一冬越えて怪物に。

短期間の間に課題だった制球力を伸ばし、さらに直球は最速149㌔を記録したつくば秀英の長井。短期間でこれだけ伸びるのなら、伸びしろはまだまだあるだろう。気が早いが、夏には大台の150㌔以上を計測できる素材。霞ヶ浦の綾部に匹敵するかそれ以上の可能性を秘めている。野球好きな皆さんにも一度見てもらいたいと思う。